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名刺とか、新作告知とか、そんなようなこと

2018.09.01

名刺表名刺裏

名刺を作ったんですよ!!

というお話です。

作家の名刺って、どういうときに使われるものなんでしょう。そんなふうに思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私は学生時代のアルバイトで、ライターをやっていたことがあります。 そのときに先輩から教わったのは、「まずは名刺を作れ」ということ。

イベントなどに関係者、記者として入るにせよ、飲み会で自己紹介をするにせよ、名刺が必要になる。 逆に言えば、名刺さえあればお前はライターなんだ、と。 ちょっと極端な話ですが、当時、自分の周りはそんな空気でした。

当時私が作った名刺は、自家用プリンターで名刺用紙にプリントした、お手製のもの。 そのあとは会社員として会社から名刺をもらい、小説家デビューした後は胸を張って印刷屋さんに名刺印刷をお願いしました。

作家になった当初、名刺を配る場所はパーティーがほとんどでした。最近は少なくなったとはいえ、出版業界には謝恩会、新年会などの名目でパーティーを催す習慣があります。 様々な作家さん、編集さん、映像関係の方など、辺りはそうそうたるメンバーです。

そんなふうに大人数でわさわさしているところを、どうやって渡っていくかというと。 顔見知りの編集さんをとっつかまえて、「誰か紹介してくれ!!」とやるわけです。

ひとがひとを繋ぐ場では、名刺はとても便利な自己紹介ツールです。 なにせ、どれだけ緊張していてあとで記憶がすっとぼうとも、名刺は後に残りますしね……。

そんな名刺を、久しぶりに作り直しました。 ということは、お仕事の表舞台にもう一回立ちますよ、という気合いを入れているよ、という話だったりもします。

新しい名刺は、すてきな豆本や雑貨を製作していらっしゃる花霞堂の、七木香枝さんにデザインをお願いいたしました。

イメージはバベルの図書館。 今まで書いたもの、これから書くものに思いをはせた名刺です。

たくさん配りたいので、お仕事関係の方はお気楽にお誘いくださいませ。

http://www.fujimishobo.co.jp/L_novel/

新刊の予定も出ています。

10月15日刊行予定、式神仙狐の思い出帖。

虚弱体質の19歳男子が、療養のためにおばあちゃんの家に引っ越してくるところから始まるあやかしものです。 かわいいあやかしも出てきますが、メインは巨大な狐の式神。 普段は美青年形の彼は、記憶が好物だというのですが……。

イラストはハルカゼさんです。

書影が出ましたら、またきゃあきゃあと浮かれて書きに来ます。 ああ、たのしみ……。

なにせ、新刊ですよ!

新刊! いい響きですね。

書店でお会いできるのを、楽しみにしています。